この記事の要約
DNF(アラド戦記)の運営に対するユーザーの不満を、メイプルストーリーのシステムに例えて解説した興味深い考察です。特定の職業が優遇される不公平なバランス調整や、内部指標を盾にした運営の姿勢が詳細に語られています。
バッファー職の性能格差や、財貨獲得手段の極端なナーフといった問題も浮き彫りとなりました。運営が掲げる「適稼適使」という方針の裏で、ユーザーが納得できない経済環境が形成されている現状です。
【inven翻訳】(転載)ダン民がメイプル用語で例える、アラド戦記の民心が最悪な理由
※翻訳後に独自の解釈で文章を読みやすく構成しています。
原文:https://www.fmkorea.com/9620066104 (DNFをプレイしている知人の助けを借りて、原文に少し修正を加えています)
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1. キャラクターバランス(ディーラー)
メイプルでもキャラクターバランスは常にあった問題なので、わざわざ難しく例える必要はないでしょう。
例えば、ブラスターのように構造が最悪な職業を改善してほしいと言っても、しばらく無視して、後になって構造改善はせずにただスキル係数をポチッと上げて終わりにするような感じです。
ところが、ブラスターを上方修正する際、なぜか突然レンも上方修正されました。そこでユーザーたちが「いや、突然構造が完璧なレンをなぜ上方修正するのか?」と尋ねると、
運営陣は「スキル係数は適当だが、[内部指標]を見るとボスで実際にダメージが出ていなかった」と回答しました。
ざっくり例えると、レンが武侠風の濃いキャラとして登場し、お金はあるけれど操作が下手なオジサンたちに人気がある職業だと考えてください。
ところが、このオジサンたちが操作が下手で、一撃鋭刃をボスの反対側に投げるからダメージが出るわけがないのです。
事実上、DNFユーザーたちは運営陣が課金量の多い職業を継続して上方修正し、[内部指標]を言い訳にしていると見なすのが定説です。
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2. キャラクターバランス(バッファー)
メイプル用語で例えるなら、DNFは全職業にバーストスキルがあるシステムではなく、バッファーだけが2分30秒CTのバーストスキルを持っており、バッファーがバーストスキルを使うとチームメンバー全員がダメージ増加効果を受けてバーストを叩き込む、と考えてください。
通常火力で攻撃している最中に、バッファーがバーストスキルを使うと言えば、その時にみんなで一斉にバーストを叩き込む構造です。
DNFにはこのようなバッファー職業が4つあり、仮にパラディン、ビショップ、エンジェリックバスター、ララがバッファー職だとしましょう。
ところが、エンジェリックバスターはパラディン、ビショップ、ララとは違って「アンコール!」というスキルを使い、2分30秒のCT内であればいつでも一度だけバーストスキルをもう一度使うことができます(2分30秒ごとに回ってくる正規のバーストより持続時間は短い)。
これがDNFのレイド構造上、ぶっ壊れ級の性能なのです。
DNFのレイドは4人×3チーム=12人で構成され、1チームを成す4人は基本的にディーラー3人+バッファー1人となります(先ほども言ったように、DNFはバーストスキルをバッファーだけが持っているため)。
もし暗黒の魔法使いを倒しに行くとしたら…
Aチームがスウを倒し、真ヒルラを倒し
Bチームがデミアンを倒し、ルシードを倒し
Cチームがウィルを倒し、デュンケルを倒し
すべて倒せば暗黒の魔法使いを倒しに行けて、バーストのCTが回るたびに暗黒の魔法使いの部屋に入って暗黒の魔法使いを倒すのです。これが定石なのですが…
ところが、Aチームのバッファーが「アンコール」を持つエンジェリックバスターなら?
Aチームがバーストスキルを点灯させてスウを倒し、本来はBチームが倒す予定だったルシードに先に入って「アンコール」を点灯させ、短いバーストで体力を削ってから真ヒルラの部屋へ向かうことができるのです。
こうなると、21星で固めたパラディン、ビショップ、ララが18星で固めたエンジェリックバスターに負ける現象が発生してしまうのです。
当然、ユーザーの間で「エンジェリックバスター、ぶっ壊れじゃない?」という話が出るしかなく、運営陣は「とりあえず他のバッファーのスキル係数を少し上げる。そしてエンジェリックバスターが『アンコール』を持っているように、パラディン、ビショップ、ララも固有の特色を持つようにバランス調整する」と言いますが、ユーザーは誰も信じません。いくらバランス調整したところで「アンコール」に勝るものはないからです。
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3. 財貨獲得先のナーフ、「適稼適使」、「二重課税」
DNFは昨年1月から現在まで続く10シーズン「中天」シーズンを開始しながら、ディレクターのパク・ジョンミンが「適稼適使」を宣言しました。「適度に稼いで適度に使うシーズン」という意味です。
メイプル用語で例えるなら、狩場のメルとボスの結晶石のメルをほぼ1/7にカットした代わりに「コイン」をドロップするようにし、このコインでスターフォースにかかるメルを代替できるようにしたと思えばいいです。
そして狩りをしているとたまに雑貨商人が登場するのですが、メルで購入できるキューブボックスを開けると1個から3個までランダムでキューブが出るようにして、無料キューブを入手できるようにしました。
ところが、このキューブボックスをメルで購入したならすぐに開けられるべきなのに、これを開けるにはコインに比例したメルをさらに払わなければなりません。
それでDNFユーザーたちはこれを「二重課税」だと批判していますが、結局メルは死ぬほど必要で、メルを稼ぐ場所はなく、コインはゴミ同然で意味がないのです。
残ったメル獲得先は? 課金だけです。
それでDNFは皆が愛想を尽かして辞めてしまい、ユーザー数は減ったのに売上は上がるという奇跡の状況が起きています。
DNFユーザーたちは「適稼適使」の意味が実は「適度に稼いで適度に使うシーズン」ではなく、「適度に稼ぐ虫ケラどもは、適当に私のシーズンでゴミとして扱われるだけだ」ではないかという話をしています。
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4. 装備バランス
DNFの装備システムは、同じセットの装備11部位を集めて着用し、等級を上げてより良いセット効果を出す構造です。メイプル用語で武器、補助武器、エンブレム、帽子、鎧上、鎧下、手袋、マント、靴、肩飾り、勲章だと考えましょう。
各セットごとに効果が違うのですが、これもメイプル用語で説明すると…
黄金郷セット – スターフォースの星を多く付けるほどダメージ増加
漆黒セット – CT減少
過充電セット – オリジンスキルダメージ増加、アセンティック使用回数1回増加
フェアリーセット – 召喚獣がついてきて攻撃してくれる
自然セット – 攻撃するたびに地震、雷、風などが追加打を与える
キツネセット – 休まず攻撃してゲージを溜め、バーストタイミングでボタンを押すとゲージを消費してダメージを増加させる
魔力セット – キャラクターの周りに玉が飛び回り、ボスに近づいて玉がボスに触れるとボスにダメージを与える(前回のヘイストの時にフィーバー発動すると付いたあの玉を考えればいいでしょう)
など、計12セットがあります。
狩りをしたりボスを倒したりすると確率的にセット装備がドロップするのですが、転生値が1転、2転、3転、4転で固定されていると考えてください。
ざっくり4転がスターフォース12星級、3転がスターフォース17星級、2転がスターフォース22星級、1転がスターフォース25星級の効果を出すと思えば楽です。
このうち1転は武器・補助武器・エンブレムにしか付かず、残りの8部位は2転が最大だと思ってください。当然、1転の武器・補助武器・エンブレムはドロップ確率が非常に低いです。
こうしてDNFの装備数は12×11×3+12×3×3=504個になります。
メイプルでCT減少の潜在が付いている帽子、いわゆる「クール短縮帽子」が人気なように、DNFでも圧倒的な1強として扱われるのが漆黒セットです。これを装備すれば他人より頻繁にバーストを回せるということですから。
黄金郷も良いですが、お金を使わなければならないので条件付きです。
でもこれが少し酷くて、1転フェアリーセット、1転自然セットにいくらスターフォース24星、25星を付けても、スターフォース21星、22星の2転漆黒セットに負けてしまうのです。
ここで外部サイト「ダンダム」の話をしないわけにはいきませんが、メイプルに換算ステータスがあるなら、DNFには「ダンダム」があります。
問題はメイプルと違ってDNFではゲーム内の戦闘力表記のようなものがないため、自分のキャラクターや他のキャラクターのスペックを確認するには、必ずダンダムに行って確認しなければなりません。
当然、このダンダムでも漆黒セットが名実ともに1強という結果が出ます。
それでユーザーたちが「どうか装備のバランス調整をしてくれ」と言ったところ、棒を何本か適当に引いたグラフ(よく言うY軸が不明なグラフ)を持ってきて、「[内部指標]上、大きな差はない。ダンダムを盲信するな」と宣言。
それなのに、補助武器に「バーストスキル発動時ダメージ10%増加」のようなオプションが付く魔法付与というBM(収益モデル)を出しました。当然こうなればバーストをより頻繁に回せる漆黒セットの方が効率をより良く受けられるでしょう?
それなのに、今月から10.5シーズンである「天海天」シーズンを開始する予定なのですが、「新しい経験」などと言いながら装備枠を11個追加して、漆黒の誓約セット、黄金郷の誓約セット、キツネの誓約セットなど、名前の後ろに「誓約」だけ付けた装備11セットを追加して、また装備掘りをさせようとしているのです。
つまり、天海天シーズンが始まれば、DNFの最終セットは漆黒11セット+漆黒の誓約11セット、計22装備を着用しなければならないということです。
さらに、先ほど話したバッファーの話をもう一度持ち出すと、この装備掘りにおいてもエンジェリックバスターは自分の職業に合う武器をパラディン、ビショップ、ララより簡単に手に入れることができます。これは到底メイプル用語で説明する方法が思い浮かばないので、とりあえずDNFはそうなんだということで流します。
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5. 外部サイト「ダンダム」
先ほども言ったように、DNFはメイプルと違ってゲーム内で確認できる戦闘力システムがないため、自分のキャラクターや他のキャラクターのスペックを確認するにはダンダム以外に答えがありません。ダンダムが落ちた? その日はDNFができないと思っていいです。
それでユーザーたちが数年前から常に「ダンダムへの依存度を下げるために、ゲーム内で確認できる戦闘力システムを作ってほしい」と要請し、運営陣も「分かった」と回答はしましたが、回答だけしておいて数年間作っていません。
あの質問がコミュニケーションの時間ごとに毎回出るのですが、運営陣は「分かった」とだけ言って追加もしません。これが数年間続いていることです。
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6. 内需差別
DNFは中国サーバーが韓国サーバーよりユーザー数も圧倒的に多く、売上もはるかに多い…というのは広く知られた事実でしょう。
メイプル用語で説明すると、先ほど話した暗黒の魔法使いレイドが韓国メイプルにはノーマル、ハード難易度だけ出たのに、数ヶ月遅れて追加される中国メイプルには韓国にないエクストリームモードが出るのです。
ところが、暗黒の魔法使いエクストリームモードは最後のフェーズで暗黒の魔法使いが自身の軍団長たちと融合して戦うのですが、これがストーリーの没入感も最高で演出も最高です。
それで韓国ユーザーたちが「なぜ暗黒の魔法使いエクストリームモードを韓国で出さないのか? いくら中国の売上が圧倒的だとしても、これは内需差別ではないか?」と言うと、
ディレクターという人が「韓国は中国よりユーザーが強くないので、エクストリームを出しても倒せないと判断した」という稀代の暴言を吐きました。
メイプルも同様ですが、DNFも海外サーバーの場合、韓国サーバーよりスペックアップの手段や内実が多いため、基本的にダメージがはるかに良く出ます。
先ほどの暴言で国内の世論が炎上すると、恩着せがましく「アカウント内でペットを共有できるようにする」と言って終わらせました。
(ちなみにこれも中国サーバーでは数年前からすでに可能だったことです)
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総合
DNFのパク・ジョンミンディレクターは、就任当初から「コミュニケーションを一生懸命する」と言っていました。
それなのに就任して1年半の間、コミュニケーションを一度もしませんでした。
そうして、まもなく入ってくる「天海天」シーズンのショーケースとして、2週間で3回ライブ配信をしました。なぜ3回もライブ配信をしたのかというと…。
最初のライブ配信ではソン・キャ(司会者)を呼んで、前述した数多くの問題について質疑応答の時間を持ちました。
「なぜ今になってコミュニケーションをとるのか」という質問には「パッチの時に開発者ノートに数行書いておいたものを、私なりには有意義なコミュニケーションだと思っていた。だが、皆さんがそう感じていなかったと思うなら申し訳ない」と言って始まりました。
そして前述した問題に対する質問はすべて「熟考する」、「検討する」、「皆さんが言っているその問題はすべて、まもなく始まる天海天シーズンですべて解決されるだろう」という言葉だけで終わりました。
当然、DNFユーザーたちは「天海天にワンピースでも隠しているのか」という反応を見せました。
そして天海天のテストサーバー(DNFではファーストサーバー、略してパーサバと呼びます)が開かれましたが、あれほど自信満々だったこととは裏腹に、修正された問題は一つもなく、ただ今のシーズンをそのままもう一度繰り返すだけの焼き直しでした。
おまけに「クライアントが重くなりすぎた」と言って、今はほとんど行かない低レベルコンテンツ(メイプルで言えばバルログ、ザクム、ホーンテイル、ビシャスなど最下位ボスや、タンユンの料理教室、ロミオとジュリエット、ネットのピラミッドのようなパーティクエストなど)を削除すると宣言しました。当然、「いくらほとんど行かないコンテンツだとしても、こうして突然、長年続いてきた根幹のボスやクエストを削除するのか?」と炎上しました。
当然、世論が爆発すると数日後に急いでソン・キャを再度招いて2回目のライブ配信を行いましたが、内容はこうでした。
Q:「お前が何様で私たちの思い出をこんなふうに削除するんだ?」
A:「はい、取り消します」
Q:「暗黒の魔法使い周回がとても疲れる」
A:「はい、暗黒の魔法使いをナーフします」
Q:「ふざけてるのか? 私が暗黒の魔法使いを周回するためにいくら使ったと思ってるんだ。出てから数ヶ月も経ってから突然ナーフするのか?」
A:「あ、それならナーフを取り消します」
Q:「テストサーバーで新シーズンをやってみたが、問題が解決されるどころか悪化するばかりだったぞ?」
A:「熟考します」、「検討します」、「考慮します」…。
冗談抜きでライブ配信の数時間、一貫してこのような形で進行されました。そうしてライブ配信の途中で10分休憩すると言って出ていき、戻ってきてライブ配信を続けるのではなく配信終了を宣言し、世論があまりに炎上したため「数日後にライブ配信をもう一度行う」と宣言しました。
ソン・キャが「その日は私、LoLの中継があって来られないのですが、私なしでも本当に大丈夫ですか?」と聞くと、パク・ジョンミンディレクターは「大丈夫だ」と言ってライブ配信が終わりました。
DNFユーザーたちは「これ、休憩時間中に呼び出されて、上層部から『こんなふうにするならいっそライブ配信をするな』と怒られたのではないか」という合理的な疑いを持ち始めました。
そして待望の3回目のライブ配信…。
DNFユーザーたちは最後の望みをかけ、DNFのYouTuberやストリーマーたちも皆団結して「こうやって放送すればいい」と、それなりに問題点と改善点を分析して動画を作りました。
しかし、そうして始まった3回目のライブ配信は、事実上ライブ配信の皮を被った「こうします」、「ああします」式の通告放送であり、それさえも35分ほど放送してすぐに逃げ出してしまいました。
(これが「カン・ウォンギ(メイプル元ディレクター)の声が聞こえる」と言われ、メイプル掲示板でも話題になったまさにその放送です)
絶望したDNFユーザーたちはライブ配信直後、一斉にゲームに接続して自分たちの装備を破壊する花火ショーを始め、そうしてダンナ民(DNF難民)の行列が始まりました。
invenコメントの反応
なんだ、ただのカン・ウォンギじゃん?
金稼げないカン・ウォンギだなw
確率操作なんてしてないって言いながらユーザー数激減させてるやり方見てると、それ以上だわww
ジョンミンがクソなのは、ヘルメタ(地獄の周回環境)でコンテンツを調整するなら、無限にヘルを回せるようにすればいいのに。報酬やイベントで誰でも無限に回せるようにしておいて、新シーズンになった途端に慌てて塞ぐからさ。一度与えたものを奪うと、世論がさらに荒れるに決まってるだろ。
1番のウェポンマスター=レンジャーの例えは完全に間違いじゃないけど、ダンパのボスパターンと難しい職業といっても、操作難易度はメイプルに比べたらあり得ないほど簡単なんだよ。そんな奴らに「難しいキャラだから」って理由で、最底辺キャラより50%近く強く調整したから炎上したんだよ。ウェポンは付随的な理由に過ぎない。
普段なら「はぁ、またあいつらやってるよ」って流せるところだけど、 よりによって因縁の相手っていう、火力がめちゃくちゃ要求される最終ボスが出てきてさ。 それをブラスター(エルブンナイト)やカデナ(ソードマスター)は、 挑戦者セット着て鼻歌まじりに余裕でクリアしてるのに、 ゴミ職たちは大金つぎ込んでやっとギリギリ届くかどうかって状況だったからね。
ありがとうございます、シン・チャンソプ様。
マジで深刻な問題だったんだな…メイプル流の例えが分かりやすすぎる。
ディレクターがゲームをプレイしないとどうなるかを見せてくれる良い事例。
理解がスッと入ってくるわ。
バランスに問題がなかった理由は、最終コンテンツの換算値が5万レベルなら、ユーザー平均は7万、8万くらいだったからだよ。だからバランスが崩壊して30%くらい差があっても、装備レベルさえ合っていればどのキャラでもクリアできた。でも、ディレジエやハードモードの悪夢は、メイプルの高スペックキャラの最低カットライン基準で作っちゃって、装備もすべて終結級、非効率な部分まで全部かき集めてようやく揃うかどうかってレベルにしたんだ。それなのに、そうやって散々やらかしておいて、3ヶ月も経たずにシーズン入れ替えでゴミにするんだからなw
それな。
理解がスッと入ってくるじゃないか。


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